松本市音楽文化ホールは、2025年（令和7年）に開館40周年を迎えます。周年イヤーのオープニングコンサートとして、毎年恒例の「松響ニューイヤー」にゲストを迎えた特別版でお聴きください。
ソプラノは、上田市出身の三井清夏が務めます。J. シュトラウスⅡの「春の声」他、華やかなワルツやポルカなど、新年に聴きたい名曲の数々をお楽しみください。

• 松本交響楽団（Matsumoto Symphony Orchestra）

  管弦楽

  　1950年、松本市を拠点として地方の音楽文化の向上に寄与することを目的として誕生した市民オーケストラで、発足以来多くの困難を乗り越えて続けられた演奏活動は2025年で75年を迎える。今後も更なる飛躍を期して新たな演奏活動を展開しようとしている。
  　「音楽愛好」をモットーに地道な音楽活動を続け、現在では80余名の団員を数えるまでに発展した。団員は松本平を中心に広く長野県全域から集まっており、さらに合宿や演奏会には、遠く首都圏・名古屋、関西などからも駆けつけるＯＢや団友も数多い。年1回の定期演奏会をはじめ、恒例となった「ニューイヤーコンサート」、「県民コンサート」、「四賀コンサート」などを通じて地域に根差した交響楽団として親しまれている。
  　また、通常のオーケストラ活動のほかに、合奏能力の向上に向けて「スプリング・コンサート」や「管楽アンサンブル・コンサート」などをはじめとする室内楽団編成での演奏にも意欲的に取り組んでおり、益々活動の場を広げている。2010年、松本市文化芸術功労賞を受賞。
  

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  丸山嘉夫

  指揮

  長野県長野市出身。武蔵野音楽大学作曲学科卒業。
  　グスタフ・マーラーの高弟、クラウス・プリングスハイム氏に師事。1975年、東京室内歌劇場監修の東京モーツァルトサロン「日本歌曲の夕べ～うたう会～」で最初の作品「白秋による三つのバラード」が採り上げられ、以来、作曲家として創作活動を展開。代表作品の幾つかがニューヨーク、ヴェネチア、ワイマール、シンガポールなど海外でも紹介されている。松本市音楽文化ホール主催「メロディークリスマス」のための17曲に及ぶミュージカル作品、旧制松本高等学校思誠寮寮歌によるカンタータ「思誠讃歌」など、地元松本市所縁の作品も多い。
  　1982年に始まった松本交響楽団ニューイヤーコンサートの指揮者に招聘され、1985年からは常任指揮者として松本交響楽団との演奏活動が40余年に及んでいる。2006年からは柏崎フィルハーモニー管弦楽団に招かれ、常任指揮者として恩師プリングスハイム氏所縁の地である新潟県柏崎市に於ける演奏活動にも参画している。アルモニア音楽工房主宰。著書に、音感訓練教本「聴音ソルフェージュ（龍吟社）」。

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  三井清夏

  ソプラノ

  　長野県上田市出身。長野県小諸高等学校音楽科卒業。国立音楽大学声楽科卒業、並びにオペラソリストコース修了。同大学院オペラコース修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了、奨励賞及び優秀賞受賞。
  　東京二期会オペラ劇場『ウィーン気質』（阪哲朗 指揮／荻田浩一 演出）フランツィスカ、劇場の音楽会『フィガロの結婚』（角田鋼亮 指揮）アルマヴィーヴァ伯爵夫人、東京二期会オペラ劇場NISSAY OPERA ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演『こうもり』（阪哲朗 指揮／アンドレアス・ホモキ 演出）アデーレを演じ、いずれも好評を博す。コンサートにおいてもバッハ：マニフィカート ニ長調 BWV 243、クリスマス・オラトリオ BWV 248、ベートーヴェン：交響曲第9番ニ短調 Op. 125、マーラー：交響曲第4番ト長調 などのソリストとして数々のオーケストラと共演し、活躍の場を広げている。オクタヴィア・レコードより MOZART SINGERS JAPAN『ドン・ジョヴァンニ』、『フィガロの結婚』のCDをリリース。現在、長野県小諸高等学校音楽科講師。二期会会員、信州アーティスト活動促進事業「next」登録アーティスト。